充電モード切替え回路に新たな問題が浮上
先日Aquairusに組み込んだ充電モード切替え回路の機構がやっと完成したと喜んだのもつかの間、動作チェックに入ったとたんいきなり回路切替に使っているリレーの動作不良で出鼻をくじかれてしまいました。昨日までに内部バッテリーの本数をこれまでの4本から6本に変更することによって何とか問題は解消したようです。これで1件落着と思いきや、今日電圧監視回路のチェックのためテストプログラムを走らせて液晶に電圧を表示させたところ、どうも表示がおかしいのです。マイコンがリレーが駆動する瞬間にリセットされてしまいます。ここではっと気が付きました。回路が切り替わる瞬間に電流が遮断される現象のようです。機械的スイッチでよく言われるチャタリングのような現象です。これが航行中に起こったら自動操縦どころでは無くなってしまいます。へたするとこの機構の致命的欠陥となりかねません。しばらく無い知恵を絞って浮かんだのが電源部に比較的容量の大きなコンデンサを入れることです。そこで手持ちのコンデンサを捜して試して見ることにしました。通常マイコン基板の電源安定化のために使う10μF前後のコンデンサをつないで見ましたが効果はありません。そこで以前、Nゲージの自動運転ボードを製作したときに回路に組み込んでいた220μFという比較的容量の大きな電解コンデサを試して見ることにしました。電源回路のプラスとマイナスの間に接続してマイコンの電源を入れてみたところ、今度は回路が切り替わる瞬間にリセットがかからなくなりました。その後、数10分様子を見てみましたがどうやら大丈夫のようです。
左の画像はテストプログラムで表示された並列状態での電源電圧です。ニッケル水素電池3本直列を1ユニットとしてこれを二組並列に接続した状態です。
次の画像はリレーによって回路を切替え、バッテリー6本を直列にしたときの電源電圧が表示されています。
マイコンの様子は見た目ではまともに動作しているように見えても、今日のように液晶に表示させて初めて不具合が見つかる場合もあります。
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